ずぼらな私でも11年続いてる!超簡単カレンダー家計簿は節約にもおすすめ!

家計簿カレンダーの記入名

この記事はこんな人におすすめ

みなさん、家計簿付けてますか?
家計簿は節約の第一歩と言いますよね。でも、しっかりつけるのって結構大変。
私も人生で初めて一人暮らしをした時に、100円ショップで家計簿ノートを買ってきて、一生懸命付けようとしたんですが、見事に挫折しました。
最初の数日は気合入れて付けてたんですが、「明日でいいや」が「週末でいいや」になり、レシートを1ヵ月ため込んだ末、無理!!となって終了。そしてしばらくしてやっぱり付けようとして同じループにはまる、という状況でした。
そんな私が8年前から家計簿を続けられるようになった、ずぼら家計簿術をご紹介します。

前置きはいいから、早く教えて!という人はこちら>>

家計簿が続かなかった私の理由

人それぞれ、続かない理由は様々だと思いますが、私の続かなかった理由を考えたところ、3つの理由に行き当たりました。

1.完璧を求めていた

私は自他ともに認めるめんどくさいタイプの人間です。
何かをしようとした時、自分の中で謎のマイルールを作ってしまって、自分でがんじがらめになり、そのルールが守れなくなると一気にすべてがどうでもよくなって放り出してしまいます。(説明してて改めてめんどくさいやつだと思いましたw)

家計簿にもそんな性格がばっちり表れてしまい、レシートを写経のように品名・値段をすべて書き写し、必要以上に細かな品目(食材・お菓子・飲料等)に分類しては計算していました。

家計簿ってすごく大変・・・(に自分でしていた)

時間も労力も多く、疲れてしまい、最終的に放り投げてしまいました。

2.フォーマットや科目が合わない

先ほどお話しした通り、私が初めて家計簿を付けようとしたのは100円ショップで購入した小さくてかわいい家計簿ノートでした。
ノートにはあらかじめ、内訳項目が印刷されており、日付とその日に買ったものを書き込めるページが毎月2ページ分ついていました。
実際に使ってみて感じたのは、内訳項目が自分に合っていないもやもやでした。
例えば、「教養」という項目は不要だったり、「美容・健康」という項目は美容は美容、健康は「医療費」として分けて書きたい、など。
毎回項目名を二重線で消して書き換え、ページ数が足りなくなるたびに付箋で追加。

全然便利じゃない・・・

プチストレスが溜まり、嫌になって書くことをやめてしまいました。

3.アプリも合わなかった

スマホが主流になって家計簿アプリもたくさんの種類が登場しました。
もちろん、いくつか試してみました。

・・・合うものが見つかりませんでした。

Webデザイナー・ディレクターといういわゆるIT系の仕事をしていながら、デジタル管理が超苦手。(職業選択間違ってないか心配)
マイルールを作りがち故に、「そうじゃない」「こうしてほしい」「この項目がない」・・・と、どこかしらひっかかってしまい、そんなめんどうな私に合わせてくれる親切なアプリには出会えませんでした。
(何年も前の話なので、今はクレジットカードや銀行と連携できたり、レシート撮影するだけで入力完了!という素晴らしいアプリがたくさんあるようですが)

続けるためにシンプルに!こだわりを捨てた結果のカレンダー家計簿

いろいろと言い訳じみた事をお話しして来ましたが、とにかく家計簿は続かなきゃ意味がない!家計簿は目的ではなく自分の生活を見通し、判断するための手段。
続けることを優先してたどり着いたのが、今回ご紹介するカレンダー家計簿術です。

ルールは3つ

  1. 項目は最低限
  2. 書くのは日常支出のみ(光熱費・引き落としは書かない)
  3. すぐに書けるように手帳のカレンダーシートを利用

実際に私が付けているカレンダー家計簿がこちらです。

カレンダー家計簿の付け方 準備編

ここからは、カレンダー家計簿の詳しい付け方を説明していきます。

家計簿作成にあたって用意するアイテムはこの3つ

  1. レシート
    (もしくは購入内訳の分かるもの)
  2. カレンダーシート
    (手帳のカレンダーページや手書き・プリントをノートに貼り付けでもOK)
  3. ボールペン
    (項目を色分けする場合はカラーペン)

仕分け項目と記入ルールを決める
はじめに仕分け項目を決めます。
例として私の仕分け項目と表記ルールはこんな感じです。

仕分け項目表記ルール
食費オレンジ
日用雑貨費
医療費
ペット費ピンク
美容・服末尾に(美)
おこづかい
その他末尾に(他)

項目はご自身の生活に合わせて設定してください。
あくまで、ここで設定する項目は日常で発生する細かな出費のみです。
クレジットカードや引き落としで毎月支払われている光熱費等や毎月固定で金額が変わらないものはカレンダーには記載しません。
記載ルールは、色分けもしくはわかりやすいアイコンや頭文字で決めておきます。

ルールが決まったら、さっそく家計簿を記入していきましょう!

カレンダー家計簿の付け方 記入編

レシートの中で、決めた項目ごとに分類して合計を計算します。
項目の記入ルール(色または記号)に合わせて使った日付の中に店種または店名と金額を記入します。

日ごとの記入はこれだけ!
簡単ですよね。

カレンダー家計簿の付け方 集計編

集計は週単位と月単位で行います。

1.週単位の集計
カレンダーの1週間の行の最後や頭に項目ごとに集計していきます。
スペースがなければ、集計だけ他のページでも問題ありません。
この集計の時に、色分け・記号分けのルールが効果を発揮します。
ぱっと見で項目がわかるほか、どの項目の出費頻度が高いのかも見える化できてすぐに確認できます。

2.月単位の集計
週単位の集計を項目ごとにひと月分集計します。

集計完了です!

なぜ、週と月で集計をしていくのか。
これには2つ理由があります。

  1. 週単位で集計することで、消費のペース配分を確認できる。
  2. 月単位の集計が短時間で済む。

もちろん、週次は難しければ、2週間で区切ったり、月次だけでも問題はありませんが、作業効率と家計管理・節約の観点から、個人的には週単位+月単位をお勧めします。

カレンダーに記載しない項目の管理は?

固定費を含めた毎月の収入・支出の管理は、別シートに記載しています。
固定費や月一で引き落とされるものは、日単位で記入する必要がありませんので、毎月確定次第別シートに記入しておきます。
毎月最終日にカレンダー家計簿の変動費の集計を別シートに付け足して、完成です。

この別シートは手書きでもいいですし、何かツールを利用してもいいと思います。
私の場合は、スプレッドシートに1年分の表を作成して、記入しています。
Excelでもいいのですが、スプレッドシートに記入することで、家族とも共有確認・管理できるので、複数人で管理する場合はスプレッドシートが便利です。

カレンダー家計簿でいち早く家計状況を把握できるから節約もできる

カレンダー家計簿のメリットに節約に役立つというのがあります。
実際私はカレンダー家計簿で週単位の状況をざっくり知ることにより、使いすぎに早めに気づくことができ、無理なくやりくりを考えることができるようになりました。

中でも、最も効果があったのが食費です。
例えば、1週間の振り返りや、カレンダー家計簿を開いたとき、食費の色やマークの登場回数が多く、店の種類を振り返って、無駄遣いしているようだったら、次の週からどう配分すれば予算オーバーを防げるか考えることができます。

私の場合、食費はオレンジと決めているので、オレンジが多く、オレンジで書いてある店の種類が「コンビニ」や「出前」が多いと、自炊をがんばろうと引き締めたりしています。
もちろん、仕事がどうしても遅くなってしまったなど、「コンビニ」「出前」だったとしても理由が明確であれば問題はないと思いますが、”なんとなく”での利用が多いときにカレンダー家計簿なら計算せずとも、視覚的に家計の問題が把握できるのは、この家計簿術の大きなメリットです。

キャッシュレス時代にもぴったり、現金袋分けからの卒業

カレンダー家計簿をつけていて、もう一つよかったな、と思うことが最近ありました。
それは、キャッシュレス時代にも、カレンダー家計簿術はフィットする。ということです。
私も1年ほど前から日常の支払いのほとんどをキャッシュレスに移行しました。
それまで、毎月予算に合わせた現金を袋分けして管理していたのですが、現金を使わなくなって、見た目で使った金額やペースがわかるものが、家計簿だけになりました。そこで、特にペース管理が重要な食費だけ、週の予算をカレンダー家計簿に付箋で貼っておくことにしました。週の集計時にこの付箋のメモと比較してペース配分を確認することができるので、袋分けの現金がなくてもまったく管理に問題がありませんでした。
やはり、このカレンダー型のフォーマットがよかったな、とあらためてこの家計簿術の良さを実感できました。

カレンダー家計簿テンプレート

さて、いかがでしたでしょうか?
少しでも興味のあった方は、一度チャレンジしてみてください。
そして、もしよかったら感想を聞かせてください。

カレンダー家計簿

私が実際に使っているカレンダー家計簿に合わせたテンプレートをご用意しました。
毎年作成していきますので、もしよろしければご利用ください。

カレンダー家計簿用無料テンプレートはこちら

フォーマットの改良要望やデザインの要望などあれば、ご意見いただけると嬉しいです。対応可能なものから検討・作成させていただければと思います。

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ニシクミ

手帳・文具にはまるwebディレクター。
「書くことで人生が楽しくなる」をテーマに、情報やオリジナルテンプレート・素材を配信中。